インジェクション方式
大排気量のツインカムエンジンを搭載し、豪快かつスポーティな走りを可能としたハーレーのダイナモデルは、2007年にエンジン排気量をサイズアップしたのと同時に、キャブレター方式のモデルを廃止し、すべてインジェクション方式が採用されるようになりました。
インジェクション方式というのは、日本の自動車メーカーが世界に先駆けて開発した装置で、自動車のエンジンから徐々にバイクにも採用されるようになっています。
エンジンへの燃料噴射を電気的にコントロールすることができる装置のことで、燃費重視の際には必要最低限の燃料を送り込んだり、スピードを上げるときなどパワー重視のときには多くのガソリンを送り込んだりということを、自由自在に調節することができます。そのためエンジンの始動が安定し、どのような状況でも最適な出力を発揮できるようになります。
ハーレーダイナモデルの中古車を選ぶときは、2007年以降の1580ccにパワーアップしたモデルとそれ以前のモデルとでは違うことは考慮する必要があります。