エンジン
ハーレーダビッドソンの様々なファミリーの中で、現在のダイナファミリーの基となるダイナモデルが登場したのは1971年のことです。

それまでのモデルよりもよりスポーツ指向のモデルとしてデザインされました。走行性能を高めるため、リアに二本のサスペンションを搭載していることも特徴の一つです。
その後もいくつか生産されたモデルの好評を受け、1993年より正式にダイナファミリーとしてレギュラ化されて現在に至ります。ダイナのもう一つの特徴は、エンジンがフレームにラバーマウントされている点にあります。

これはエンジンの発生させる振動を緩和させるための物で、そのためダイナのエンジンには振動を消すためのバランサーが必要ありません。それにより、アイドリングや低速走行ではハーレーのエンジンが伝統的に持つ野性的な振動を快適なレベルで体感することができます。一方、高速走行時にはラバーマウントの効果で振動を収束させることが出来るのです。